1冊目
丸山正樹さん 『ウエルカム・ホーム!』
352ページ(文庫本)
幻冬舎
発売日 2024 / 7 / 11
派遣きりに遭い、やむなく特養老人ホームで働くことになった主人公。
体に染みついてとれない便臭に慣れる日は来るのだろうか。
認知症の方や言葉が不明瞭な方の相手は試行錯誤の日々。
それでも利用者と意思疎通が取れたり、本音や素顔に触れた時、この仕事も悪くないと思うようになっていく主人公。
介護する人、される人、家族が特養老人ホームにいる人、色々な視点から読める一冊です。
小さい子供の相手でもしているように扱われている家族を見た時、老いとは何なのか、今までの人生は何だったのか、分からなくなります。
最後にはほろっと泣ける本です。
介護の仕事に興味がある方にもおすすめです。
2冊目
小川糸さん 『とわの庭』
304ページ(文庫本)
新潮社
発売日 2023 / 6 / 26
盲目の少女は大好きな母と二人暮らし。母の存在や言葉が少女の全てだった。
そんなある日母がいなくなってしまう。
どのぐらい月日が流れただろう…壮絶な孤独の闇に耐えた少女は初めて家の扉を明けて新たな人生を歩き出す。全てが初めてだった。
色々な人達の支援の末、盲導犬と暮らすことになり、二人で切り拓いていく新たな人生。
眩しいほどの光に満ちた愛と涙、生きていく力が溢れ出す、感動の一冊です。
全盲と聞くと悲観的なイメージがありますが、この本を読んでいくと一切そんな感情は出てきませんでした。
それよりも生きていく力が貰える本です。
何かに挫折してしまった時や落ち込んだ時にもおすすめです。
小川糸さんの作品は読む度にどんどん好きになっていきます。
3冊目
梨木香歩さん 『西の魔女が死んだ』
226ページ
新潮社
発売日 2001 / 8 / 1
不登校になった中学生の女の子が一夏を西の魔女(おばあちゃん)の所で過ごす希望と再生の物語です。
おばあちゃんから教わった魔女の手ほどきは思春期の少女にとって生きていく力になる。
娘が不登校になった時にこういう居場所を与えてあげたいと強く思いました。
西の魔女から東の魔女に宛てた最後のメッセージには涙が出ます。
子供に読ませたい一冊です。
ここまで読んで下さりありがとうございました^^
どれも本当におすすめの本なので興味がある方はぜひ読んでみて下さい。

