1冊目
夏川草介さん 『命の砦』
400ページ(文庫本)
小学館
発売日 2024 / 11 / 6
コロナパンデミック最前線で戦う医者の物語です。
全く知らなかった医者たちの病院や家庭での葛藤や信念、コロナ患者達の後悔や生きづらさが痛いほど伝わってきます。
コロナ感染症が当たり前になった今があるのは、どんなことがあっても手を差し伸べ続けた医師達がいたからです。心から尊敬します。
これは読むべき一冊です。
こちらの作品は『臨床の砦』の続編になり、こちらで完結になります。
夏川草介さんは作家でありながら現役医師です。
自らの経験を綴った勇気と希望の物語です。
2冊目
町田そのこさん 『星を掬う』
360ページ(文庫本)
中央公論新社
発売日 2024 / 9 / 19
DV夫から逃げた主人公が辿り着いた所には、かつて自分を捨てた母親がいた。
記憶の中の母親と全く違う人になっていた母親に戸惑いながらも共同生活をしていく。
病に侵されていく母親と記憶の答え合わせをしていく娘のすれ違う感動作です。
町田そのこさんの作品の中で一番好きな作品です。
『記憶の海を掬う』とても好きな言葉になりました。
私にも高齢の母がいますが、母も色々忘れていくお年頃です。
そんな時この言葉をよく思い出します。
掬ったものが綺麗なものばかりではないかもしれないけど、私や姉、私の子供達の記憶はキラキラ輝いていてほしい。
3冊目
青山美智子さん 『赤と青とエスキース』
264ページ(文庫本)
PHP研究所
発売日 2024 / 9 / 10
一枚の絵画が紡ぐ、五つの物語です。
エピローグを読んで全ての話が繋がっていることが分かり、ここでもまた心が温まります。
話ごとに絵画に関わる人々の心情が丁寧に書かれていてのめり込みます。
ただそばにいるという深い愛情。後半にかけて泣けます。
読んでいるととても綺麗な絵画が浮かんできて心地よくなりました。
何度も読み返したい1冊です。
ここまで読んで下さりありがとうございました^^
ぜひ読んでみてください!

